Nonfiction Story ~ Working days and yet ... ~

My dogma and bias - 独断と偏見

RB X-Alps 2011 Day-7 to 9

2003年より奇数年開催のレッドブル・Xアルプス。前回は2009年開催でした。(公式サイト)
自分の足とパラグライダーで距離を稼ぐ(ターンポイントを制覇する)競技です。


ルール説明とログ#1(序盤5日分)はこちら。ログ#2(5〜7日目)はこちら



某所の浅田ログと公式ニュース(official記載分)からの記述(7日目後半〜8日目終了分)。時間は日本時間です。

(7/24 00:14 official)
スイスチームのペナルティについて、彼は飛行禁止区域の100m以内まで近づいていた事により、24時間のペナルティを与えた。
サポーター役の連絡により、彼は飛行禁止区域の近くにいた事に気付いたそう。
Xアルプスの競技者には、飛行禁止区域を回避しながら飛行することを求められるが、本質的に、禁止区域に近い飛行はリスキーな選択肢である。

(7/24 00:30 official)
アルゼンチンチームのサポーターが不法侵入により、地主に取り調べされている。

(7/24 01:40)
X-Alps、アルゼンチンチームが不法侵入で地主に取り調べされてるそう。とてつもなく危険な状況じゃないか…。 日本チームは未だに微妙な立ち位置なので、明日14時での足切りも、どうにかクリアして欲しいな。

(7/24 03:45)
フィンランドチームはメインパラグライダーに不備があったそうで(酷使してるから仕方ないけど)、ついにスペアを登板させるようだ。 前回大会(2009)でも同じ事があったらしい…。

(7/24 15:00 official)
解説コメント。
「C.Maurer(スイス)はラッキーなペナルティだったね。天気は少しずつ悪くなってるから、彼のリードは保てそうだ」
「T.Coconea(ルーマニア)は良いポジションにいるよ。彼はメインの飛行ルートにいるし、トップと似たルートで飛行することも可能だろうね」

(7/24 15:15)
赤牛X-Alps、遂に日本チームが脱落。お疲れ様でした。

(7/24 15:16 official)
残り1人の日本チームも遂に脱落。次の脱落者は7月16日の14時に決定する。
日本チームのコメント「終わっちゃいました。でも、楽しかった。みんなありがとう」

(7/24 16:47 official)
トップを追走する5名が、TP5を通過しようとしている。
T.de Dordolot(ベルギー)は「ここ1週間で4時間ほどしか眠ってないよ。もう限界だ、ポジティブになる情報が欲しい…」とコメント。

(7/24 19:20)
X-Alps、トップのスイスチームは既にTP6通過。今回、1番難しいポイントのような気がします。また、TP5は8名(22名中)通過かな…? 現在、スイスと2位ルーマニアは80km差。ただ、片方はTP6通過、もう片方は不通過と、距離以上に大きな差がありますが。

(7/24 21:31 official)
地上戦。コモ湖北部(イタリア)でT.de Dorlodot(ベルギー)とF.van Schelven(オランダ)が激しい3位争いを繰り広げている。

(7/24 23:00)
X-Alps、残り22チーム。トップスイスと最下位グループの差は約280km。遠い旅だなぁ…。

 
引き続き、9日目前半分のログです。時刻は日本時間にて。

(7/25 18:10 official)
ほとんどの選手が飛行で距離を稼ごうとしている。T.Coconea(ルーマニア)は素晴らしい飛行経路でCP6(マッターホルン)に向かっている。午後には到達するだろう。
そして今日は、M.Muller(スイス)が素晴らしい追撃を見せている。E.Griaznov(ロシア)はトップ10入りし、J.Chambers(イギリス)は良いタイミングで良い場所にいる。

(7/25 19:32 official)
国際色豊かな集団が逃げを決めた。15〜20位辺りにいるO.Fernandez(スペイン)、S.Nash(イギリス)、M.Fanderl(カナダ)、A.Frotscher(イタリア)、R.Pethigal(ブラジル)、P.Faron(ポーランド)の6名は、P.Carter(南アフリカ)とM.Romero(アルゼンチン)による最下位争いから抜け出した。
一方、最下位争いの2名のうち、どちらかは翌日の14時にレースから脱落となる。
P.Carter(南アフリカ)は、病気の治療に2晩を費やした。そんな彼は「C.Maurer(スイス)がモナコに着くまでは脱落しない」ことを目標としている。一方のM.Romero(アルゼンチン)は、怪しげな怪人(?)に追いかけられている。(写真を見れば一目瞭然だよ!)

(7/25 22:05 official)
M.Romero(アルゼンチン)が木に着地。彼自身は無事だったが、彼のパラグライダーが損傷し、リタイアを決めた。
これで、P.Carter(南アフリカ)は最下位となり、大きなプレッシャーがのしかかる事に。何故なら、明日の14時で最下位ならば、レースから脱落する事になるからだ。
一方、トップのC.Maurer(スイス)は「僕はモンブランに14〜15時(日本時間で21〜22時)にアタックするよ」とコメント。11時(18時)にフランス国内に入り、日中の間にCP7をクリアするようだ。そして、この記事を書いている間に、彼は残り200kmを切りました。
彼からあまり離れていないT.Coconea(ルーマニア)は、いい調子でCP6(マッターホルン)に向かっている。
最後に、1番熱いのが3位争い。T.de Dorlodot(ベルギー)がリードしていたものの、ライバルたちが早朝フライトで逆転。F.van Schelven(オランダ)、M.Muller(スイス)、J.Chambers(イギリス)が彼を逆転した。しかし、現在の3位はP.Guschlbauer(オーストリア)。2位のT.Coconea(ルーマニア)とは35kmの差となっている。

(7/25 23:55 official)
M.Romero(アルゼンチン)、肋骨を骨折した可能性はあるものの、軽い怪我をしただけで、元気だそうだ。彼は病院に運ばれているらしい。
そして、J.Makkonen(フィンランド)がロカーノ(スイス)の飛行制限区域に近付いていたものの…飛行前だったので、セーフでした。

 
7/25 18:40頃の順位。次回の強制脱落まで約19時間。

P Name Nat Remains   P Name Nat Remains
1 C.Maurer SUI 247km   12 H.Eichholzer AUT 486km
2 T.Coconea ROM 336km   13 H.Rejmanek USA 486km
3 T.de Dorlodot BEL 406km   14 J.Skrabalek CZE 554km
4 F.van Schelven NED 406km   15 P.Faron POL 559km
5 J.Chambers GBR 414km   16 R.Pethigal BRA 569km
6 P.Guschlbauer AUT 418km   17 S.Nash GBR 569km
7 M.Gebert GER 424km   18 O.Fernandez ESP 569km
8 M.Muller SUI 432km   19 M.Fanderl CAN 569km
9 J.Makkonen FIN 467km   20 A.Frotscher ITA 572km
10 E.Griaznov RUS 482km   21 P.Carter RSA 578km
11 C.Latour FRA 486km   22 M.Romero ARG 581km

…ログですが、実際にロメロはおかしなマスコット(?)と一緒にいました。
アルゼンチン代表のサッカーウェアを着てたので、すぐにアルゼンチンの応援である事が分かりました。(笑)