Nonfiction Story ~ Working days and yet ... ~

My dogma and bias - 独断と偏見

ピレリと辛いマルシア

formula1.comで掲載されてる記事の翻訳ものです。

ピレリタイヤ「バルセロナテストでの出来には、十分満足している」

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 ピレリはバルセロナテストでのタイヤレベルは予想通りだったと発表した。このテストでは、ハード、ミディアム、ソフト、スーパーソフトの全4種類のドライタイヤが持ち込まれた。

 何人かのドライバーはレースを想定し、ミディアムタイヤを主に装着して走っていた。既に序盤3戦の予定が発表されているが、オーストラリアと中国ではミディアム+ソフト、マレーシアではハード+ミディアムとなっている。

「今回の4日間は天候にも助けられ、いいテストだった。シーズンに入ってからの着眼点が見えてきたかもしれません」と、ピレリのモータースポーツ部門代表、ポールハンブリーは語る。
「バルセロナで17,207km、先日のヘレスでは14,949kmと、どのチームもよく走ってくれたよね。今回は全部のドライタイヤを持ち込むことができたから、各タイヤの特徴だったり、タイムが急激に下がるポイントとか、チーム側は戦術面でかなり研究できたと思うよ」
「そして僕たちの見た目だけど、ほとんどのチームがミディアムタイヤを中心に走らせてたね。ミディアムタイヤを空力面やセッティングの基準にしてたみたい。しかしだ、そういう背景があったとしても、タイヤの摩耗具合もグリップ具合もそこそこ満足できたし、最後のバルセロナテストにつながるような結果だったと思うよ」
「本当はもう少し、各チームの実力差とタイヤのパフォーマンスに相対性が見えたら、もっと良かったんだけどね…」

 ピレリの今年の目標の1つは、各コンパウンドでのタイム差を縮ませることだが、スーパーソフトよりもソフトが今回は良かったみたいで、小林可夢偉が最終日に出した1'22"312がベストタイムとなった。
 そして、最後のバルセロナテスト(3/1-4)では、緑(インターミディエイト)と青(フルウェット)の2種類のウェットタイヤ(チントゥラート)を持ち込む予定だ。


マルシア新車、FIAクラッシュテストに不合格

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 マルシアの新車MR01はFIAのクラッシュテストに不合格となり、延期されることとなった。チームはMR01を、最後のバルセロナテストで起用する予定だった。

「新車はFIAの18種類のクラッシュテストをパスしなければ、彼らの認証はもらえない」と、マルシアは説明する。「しかし、MR01は最後の18番目のテストで不合格となったんだ。ほかの17種類のテストはすべて合格したけど、全部合格させないと、テストで走らせることはできないからね」
「チームは最後のバルセロナテストに参加しないだろうね。週末辺りにクラッシュテストをパスするのが目先の目標だ」

 マルシアは先日のバルセロナテストで、昨年型のマシンを走らせた。ティモ・グロックと新人シャルル・ピクの2人は、タイムシートの下の方で4日間のテストを楽しんだ。

HRTの新車はクラッシュテストに合格しましたが、マルシアがまさかの不合格。
チーム規模も小さいし、オーストラリア(開幕戦)前まで、工場での改良を続けるのでしょうね…。(嘆)


さて、最後のシーズン前テストが再び、カタロニアサーキットで行われます。3/1-4の4日間です。
開幕まで20日を切りましたので、各チームのマシン開発はさらに熱気を帯びていくのでしょうね! 開幕戦が楽しみです。