Historic of "Les 24 heures du Mans"
こちらも図書館から借りてきたものです。
そして、お約束として借り出し期間が切れてる奴です。(滝汗)
本は寺田陽次朗氏が直々に書いた、「ル・マン、午後四時」です。
書籍イメージはこちらにあります。
作者: 寺田陽次朗 出版社/メーカー: 日本文芸社 発売日: 1992/06 メディア: 単行本
本の内容は、マツダが優勝した1991年のル・マンのレース状況や、自分のキャリアが書かれた本である。
んで、個人的に喜んだのは、巻末の「ル・マン耐久二十四問クイズ」。
寺田氏も1問出しているが、なかなか難しい。
専門誌の記者でも、全問正解がほとんど居なかったらしい。
で、問題と解答を下に載せる。
ル・マン耐久二十四問クイズ 1981年出題 (注意:答えの数値は小数点以下を四捨五入せよ)
- ル・マン24時間レースは2人のレース狂が考案した田舎のレースが起源と言われる。この2人とはジョルジュ・デュランと誰か。
- ル・マン第1回優勝車の24時間平均時速は何キロか。
- ル・マンのこれまでの大会で、24時間走行「最長距離」は何キロメートルか。
- 1980年のル・マン優勝車の24時間平均時速は何キロか。
- 1923年から今までに、ル・マンのコースは7度手を加えられているが、最長時のコースは何キロメートルか。
- ル・マンのコースでテルトル・ルージュからミュルサンヌ・コーナーまでをユーノディア・ストレートと呼んでいるが、その距離は何キロメートルか。
- ル・マンでこれまでに9勝した最多総合優勝マシンのメーカー名は?
- ポルシェのル・マン初挑戦は1951年だが、初優勝は何年?
- ル・マンに出走した最初のロータリーエンジン搭載車は?
- ル・マン優勝、F1グランプリ世界チャンピオン、インディ500優勝の3冠に輝く唯一のレーサーは誰か。
- 1952年のル・マンで約23時間を1人で走り続け、トップに居ながらリタイアしたドライバーは誰か。
- 1979年のル・マンで総合2位に入賞した有名な映画俳優は誰か。
- FIA及びJAFが発給する各種競技ライセンスの有効期限は?
- レース中に黄旗が2本同時に提示された時の意味を簡潔に記せ。
- 「+5」というピットサインは一般的にどのような意味か、簡潔に記せ。
- FIA規則による、24時間レースで同一ドライバーに許される連続運転時間は?
- FIA規則に定めるグループ2の年間最少生産台数は何台か。
- FIA規則J項で定める特別生産者(グループ5)のカテゴリーで13B型ロータリーエンジン搭載車の最低重量は何キロか。
- レーシングカーや高性能車にはディスクプレートの内部に放熱用の溝を設けてフェード現象を起こしにくくしたブレーキが装着される。これを何というか。
- レーシングカーのトレッド/ホイールベースの比は、5対8に近い。これは有名なある比率と偶然一致する。この比率を何と呼ぶか。
- レーシングカーAの前面投影面積(S)=0.72m^2、空気抵抗係数(cd)=0.38であり、レーシングカーBは(S)=0.89m^2、(cd)=0.36である。同一のコースを同じスピードで走った場合、AとBではどちらの空気抵抗が少ないか。
- レースでは、強力な加速度が車輌とドライバーに働くが、この加速度を表す一般的な単位は何か。
- ロータリーエンジンの吸気方式には、サイドポート式やペリフェラルポート式などがあり、通常レーシングカーには後者を採用する。このペリフェラルポート式で吸気孔を設けるエンジン部分の名称は?
- あるサーキットの高速コーナーを160キロで抜けるとする。次の諸元を持つレーシングカーで3速、4速を使用した場合のそれぞれのエンジンの回転数は?(但し、伝達による機械損傷及びタイヤのスリップはないものとし、円周率は3.14とする)
3速ギヤ比…17/30 4速ギヤ比…19/28 ファイナルギヤ比…9/31 タイヤ有効半径…324
問題は全く分からなかったが、この本は本当に良いと思った。
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ル・マン耐久二十四問クイズ 1981年出題(解答編)
Q.11のピエール・ルヴェーについては、こちらのサイトに詳細が書いてあります。