Nonfiction Story ~ Working days and yet ... ~

My dogma and bias - 独断と偏見

Cancelled Paris Dakar Rally 2008

1月4日の衝撃的なニュース、パリダカ中止
今年も色々な見所があったので、中止は非常に残念だった。
しかし、危険要因を出来る限り除去するのもオーガナイザーとしての役目だと思うので、仕方ありません。



公式サイトより、プレスリリースの翻訳に挑戦。

1月3日

 ダカールラリー主催側は、フランス政府より、フランス人をラリー期間中にモーリタニアへ入国しないようにとの達しを受けた。
 この状況を理解するには、私たちはフランス・モーリタニア両国の当局に連絡し、現在の状況や新たな要素に関する情報を取得する必要がある。モーリタニア政府側に保険があるにもかかわらず。

この時点で既に中止の可能性があったのだろうか…。
モーリタニアで12月にフランス人が何名か殺され、その影響らしいが。



1月4日

 さまざまな交流をした後、フランス政府(特に外交通商省のため)は、彼らとの提言に基づき、ダカールラリー主催側は、1月5日から20日までの予定でリスボンからセネガルの首都へと向かう、2008年のダカールラリーを中止する事となった。

 根底にあったのは、現在の国際政治の緊張と、イスラムマグレブ諸国(アフリカ大陸北西部の国々)において、昨年12月24日のフランス人観光客4人の殺害組織がアルカイダと繋がっている事だが、テロ組織がレース中に直接的な妨害工作をする可能性もあり、このスポーツイベントのキャンセル以外に、A.S.O.はとらざるを得ない手段がなかった。

 A.S.O.の最初の責任は、すべての安全性を保証することである。それは、全ての参加者やメカニック、裏方の人々、ジャーナリスト、ラリーの協賛者や共同編集者たちに会う為に、各国を周ることである。したがって、A.S.O.は安全性が保障されてないことを再び断言し、これまでもこれからも無いくらいにダカールラリーの精神は話題になっている。

 A.S.O.はこの世界最大のオフロードラリーに、執念や情熱を注いできた全ての参加者や関係者の1年の重労働を、全て水の泡にしたテロリスト達を非難する。巨大なフラストレーション、特にポルトガル、モロッコモーリタニアセネガルの国々を認識し、そして失望を越えて全般に莫大な経済的影響をもたらすとの観点で直接的、間接的な影響を受ける国々を訪問、A.S.O.は偉大なスポーツイベントという主要な価値観を引き続き守るとともに、国際SOSサヘルやサハラ以南の国々と5年続けてきたアクション・ダカールを今後も続けていきたいと考えています。

 ダカールとは、何もないことを象徴するシンボルを破壊する。2008年大会のキャンセルが原因で、将来のダカールラリー開催が危機にさらされる訳でもありません。
 提案します。2009年、全てのオフロードラリーの情熱的な挑戦者に新たな冒険を。A.S.O.は数ヶ月中にその約束の答えとスポーツへの情熱を証明します。

これが中止決定のプレスリリース。
だが、なかなか来年を期待させてくれる文言が入ってるよなぁ…。

翻訳ソフトの助けを借りながら、どうにか完成。4時間近く掛かったかな。
自分でうまく言葉が見つけられなかったので、少々遠回しの言い方になってるかもしれない。
あと、翻訳違いも多少はあるかもしれない。おそらく、あるなしではなく、多い少ないの問題だとは思うが。(汗)



また、中日スポーツ1月6日付(10面)では、次のように書かれていた。

 レース業界に詳しい日本の広告代理店のスタッフによれば、中止による損害は甚大。
「全ての経済的な損失は最低でも80億円、多ければ100億円を軽く超えるでしょう」と予想する。

 総勢2500名という大所帯の競技者や主催者、報道関係者の移動に伴うホテルや飲食関係など、現地への経済効果に加え、有力チームがラリー中やラリー後に行うPR活動に伴う関連費用などで、パリダカに関連する地域や諸国、そして広告関連業界では大きな痛手になるという。

 ましてモーリタニアセネガルなどは、パリダカがもたらすお金が意味を持っていただけに、計り知れない痛手になったとみられている。

100億円とか想像つかないですね。すごい金額って事しか想像できない。
名古屋の歩く100億円おばさんも真っ青!?(おぃ)



最後、一部エントリーリスト。

Bike

001 Cyril Despres (France) 2007 Winner
002 Marc Coma (Spain) 2006 Winner
003 David Casteu (France) 2007 2nd
004 Pal Anders Ullevalseter (Norway) 2007 4th
005 Helder Rodrigues (Portugal) 2007 5th
006 Janis Vinters (Latvia) 2007 6th
007 Michel Marchini (France) 2007 7th
008 Thierry Bethys (France) 2007 8th
009 Jaroslav Katrinak (Slovakia) 2007 9th
010 Jacek Czachor (Poland) 2007 10th
014 Alain Ducros (France) 2006 7th
201 Norihisa Matsumoto (Japan)
226 Toshio Mikajiri (Japan)

続きは後で書く。

順位はコドラの違い等関係なしで。
カミオンとか不可能だろうし。



P.S.
後に日本語版サイトを見たら、とてつもなくカッコいい翻訳文を発見した。
翻訳して後悔…。(汗)


P.P.S.
主催団体のA.S.O.(Amaury Sport Organisation)ってどんな組織だろうな。自転車レースにも出てくるし。
なんか、メディア系の団体が関わってるらしいです。Aの部分がそのグループ(EPA)の創始者の頭文字。
日本でいう厚生労働省とは違うと思うが(私企業の時点で違うか)、別の考えが浮かばない…。