Nonfiction Story ~ Working days and yet ... ~

My dogma and bias - 独断と偏見

The Miracle of Brawn GP (未完)

既に第2戦のマレーシアが開幕してますが、あえて開幕戦を振り返ってみたいと思います。
どれだけブラウンGPが凄かったのか!? てか、凄いことをやってのけたのか!?

チームの背景として、まずはホンダの撤退会見から、チーム結成までを振り返りたいと思います。

2008 12 4 ホンダ、F1撤退会見 URL
12 8 チーム売却先にプロドライブの名前が挙がる URL
ホンダ、チーム売却に成功しても、エンジン供給はなし URL
12 12 B.エクレストン、ホンダ撤退はF1に大きな損失にならないと発言 URL
12 14 M.モズレー、ホンダは2009年売却先を支援すべきと発言 URL
バリチェロ、ブラジル企業が買収して欲しいと発言 URL
12 20 N.フライ、クリスマス後にば結論が出てるはずと発言 URL
12 23 テルメックス社長、買収に関心持つ URL
12 27 ホンダ、来期はフェラーリエンジン搭載!? URL
12 28 イタリア紙、テルメックスがホンダチーム買収へと報じる URL
12 29 テルメックス社長、上記記事を否定 URL
2009 1 7 R.ブラウン、フェラーリにエンジン供給を打診 URL
1 8 フェラーリ、エンジン供給オファー認める URL
1 9 N.フライ、買収オファーは30社以上と発言 URL
1 10 FOTA、ホンダチームの売却支援へ URL
1 11 ホンダ買収先、交渉打ち切りか? URL
1 13 フェラーリ首脳、ホンダへのエンジン供給否定 URL
1 14 ホンダ、メルセデスエンジン搭載か? URL
1 15 VMKレーシング、ホンダ買収か? URL
1 22 N.フライ、売却妨害説を否定 URL
1 25 B.エクレストン、ホンダチームの救済に尽力 URL
1 29 ホンダチーム売却の締め切り延長へ URL
1 30 ホンダチーム売却、英国政府頼み? URL
2 8 B.エクレストン、ホンダチーム売却を楽観視 URL
2 13 英国にてホンダチーム売却成立の報道 URL
2 14 ホンダ買収はブラジルの投資家か? URL
2 15 ホンダチーム存続の黒幕はエクレストン氏? URL
2 16 メルセデス、エンジン供給には戦闘力が必要と発言 URL
B.セナ、ホンダと契約せず? URL
2 18 ホンダチーム買収にヴァージングループが名乗り? URL
2 19 B.セナ、F1デビューしても新人には困難になると発言 URL
2 20 ホンダ、ヴァージングループとの交渉を認める URL
2 21 B.エクレストン、ヴァージングループはチーム存続の最善案だと発言 URL
2 22 ヴァージングループ、F1進出への関心は認める URL
2 23 ホンダチーム売却、2月23日がタイムリミット? URL
B.エクレストン、ホンダが援助を断ったと発言 URL
2 24 ホンダ・福井社長、ホンダチームの売却先がないと発言 URL
2 25 A1GPオーナー、ホンダチーム売却も考えていたと発言 URL
2 26 ホンダチーム売却、最終手段はプロドライブか? URL
2 27 ホンダチーム問題、バイアウトで決着か? URL
M.シューマッハ、ホンダチーム買収の打診あった URL
2 28 ホンダチーム、Xデーは3月5日か? URL
3 1 新チーム名、ブラウン・グランプリが有力 URL
3 2 バトン含め、ホンダチームスタッフは大幅減給に URL
3 5 バリチェロ、チーム残留か? URL
3 6 ホンダチーム、R.ブラウン代表に売却 URL
3 9 ホンダ、F1にさようなら URL

3月6日、やっとホンダはチーム売却を完了。開幕まで正味20日しかないですよ…。

ここからはブラウンGPの歴史となる。

2009 3 7 ブラウンGPのチーム体制が正式発表される URL
バトン、今シーズンのマシンをシェイクダウン URL
N.フライ氏のポジションは? URL
3 8 R.ブラウン、すべてホンダのおかげ URL
3 10 バルセロナ1日目(バトン 4位/10) URL
3 11 バルセロナ2日目(バリチェロ 3位/11) URL
3 12 バルセロナ3日目(バトン 1位/10) URL
ブラウンGP、ホンモノの速さなのか? URL
3 13 バルセロナ最終日(バリチェロ 1位/11) URL
バリチェロ、ブラウンGP「001」の戦闘力に大満足 URL
3 16 ヘレス1日目(バリチェロ 1位/3) URL
バリチェロ、マシンは空力面が秀逸 URL
3 17 ヘレス2日目(バリチェロ 2位・バトン 3位/5) URL
ブラウンGPのマシンに疑義の声 URL
3 18 ヘレス3日目(バトン 1位/4) URL
ブラウンGP、名称変更が正式に認められる URL
3 22 ブラウンGP、ピットは最後尾に URL
3 23 バトン、ピット位置が端でも関係ない!! URL
3 25 レッドブル、ブラウンGPのディフューザーに抗議の構え URL
3 26 B.エクレストン、ブラウンGPいじめ? URL
3 27 ブラウンGPのカーナンバーは22・23に変更 URL

オーストラリアGPがここで開幕。

レース情報と関連ニュースを同列で掲載。

2009 3 27 フリー走行・1回目(バリチェロ 4位・バトン 6位/20) URL
フリー走行・2回目(バリチェロ 2位・バトン 5位/20) URL
3 28 フリー走行・3回目(バトン 3位・バリチェロ 6位/20) URL
ヴァージングループ、ブラウンGPのスポンサーへ URL
ブラウンGP、リザーブドライバーはデビッドソンか? URL
公式予選(バトン PP・バリチェロ 2位/20) URL
3 29 ブラウンGP、ヴァージンF1になる可能性も URL
決勝レース・スターティンググリッド URL
決勝結果(バトン優勝・バリチェロ 2位) URL
決勝・ファステストラップ(バトン 3位・バリチェロ 14位/20) URL
ブラウン代表の優勝コメント URL

ニュースは全てFMotorsportsより。ソースが微妙なんだけど、そこは勘弁して下さい。



Full Result
Free Practice

P # Driver Team Time Gap Laps
1 16 Nico Rosberg Williams-Toyota 1:25.808 - 76
2 9 Jarno Trulli Toyota 1:25.811 0.003 82
3 22 Jenson Button Brawn-Mercedes 1:25.981 0.173 70
4 3 Felipe Massa Ferrari 1:26.020 0.212 76
5 17 Kazuki Nakajima Williams-Toyota 1:26.078 0.270 72
6 23 Rubens Barrichello Brawn-Mercedes 1:26.157 0.349 78
7 14 Mark Webber RBR-Renault 1:26.355 0.547 53
8 10 Timo Glock Toyota 1:26.410 0.602 91
9 5 Robert Kubica BMW Sauber 1:26.514 0.706 76
10 6 Nick Heidfeld BMW Sauber 1:26.555 0.747 73
11 2 Heikki Kovalainen McLaren-Mercedes 1:26.652 0.844 63
12 1 Lewis Hamilton McLaren-Mercedes 1:26.714 0.906 67
13 15 Sebastian Vettel RBR-Renault 1:26.740 0.932 35
14 4 Kimi Raikkonen Ferrari 1:26.750 0.942 61
15 20 Adrian Sutil Force India-Mercedes 1:27.040 1.232 61
16 11 Sebastien Bourdais STR-Ferrari 1:27.152 1.344 73
17 12 Sebastien Buemi STR-Ferrari 1:27.192 1.384 77
18 7 Fernando Alonso Renault 1:27.232 1.424 62
19 21 Giancarlo Fisichella Force India-Mercedes 1:27.282 1.474 68
20 8 Nelsinho Piquet Jr. Renault 1:27.739 1.931 82

計測タイムはフリー走行全3回の最高タイムから、周回数は全3回の合計。



Qualifying

P # Driver Team S1 S2 S3
1 22 J.Button Brawn-Mercedes 1:25.211(2) 1:24.855(2) 1:26.202(1)
2 23 R.Barrichello Brawn-Mercedes 1:25.006(1) 1:24.783(1) 1:26.505(2)
3 15 S.Vettel RBR-Renault 1:25.938(10) 1:25.121(3) 1:26.830(3)
4 5 R.Kubica BMW Sauber 1:25.922(9) 1:25.152(5) 1:26.914(4)
5 16 N.Rosberg Williams-Toyota 1:25.846(7) 1:25.123(4) 1:26.973(5)
6 3 F.Massa Ferrari 1:25.844(6) 1:25.319(9) 1:27.033(7)
7 4 K.Raikkonen Ferrari 1:25.899(8) 1:25.380(10) 1:27.163(9)
8 14 M.Webber RBR-Renault 1:25.427(3) 1:25.241(6) 1:27.246(10)
9 6 N.Heidfeld BMW Sauber 1:25.827(5) 1:25.504(11)
10 7 F.Alonso Renault 1:26.026(11) 1:25.605(12)
11 17 K.Nakajima Williams-Toyota 1:26.074(12) 1:25.607(13)
12 2 H.Kovalainen McLaren-Mercedes 1:26.184(13) 1:25.726(14)
13 12 S.Buemi STR-Ferrari 1:26.503(16)
14 8 N.Piquet Jr. Renault 1:26.598(17)
15 21 G.Fisichella Force India-Mercedes 1:26.677(18)
16 20 A.Sutil Force India-Mercedes 1:26.742(19)
17 11 S.Bourdais STR-Ferrari 1:26.964(20)
18 1 L.Hamilton McLaren-Mercedes 1:26.454(15) No Time(15)
19 10 T.Glock Toyota 1:25.499(4) 1:25.281(8) 1:26.975(6)
20 9 J.Trulli Toyota 1:26.194(14) 1:25.265(7) 1:27.127(8)

ハミルトン、エンジン交換のため5グリッド降格。トヨタ勢、規定違反のためタイム抹消。最後尾からスタート。


ちなみに、新規チームの初参戦ポールポジションは過去に7例。うち、予選1-2は4例となってます(赤字)。

1950 第1戦 イギリス(シルバーストン) アルファロメオ G.ファリーナがPP、1-2-3-4独占(4台体制)
1950 第3戦 インディ500(インディアナポリス) カーティス・クラフト W.フォークナーがPP獲得(14/33台が同社製シャシー使用)
1954 第4戦 フランス(ランス) メルセデス J-M.ファンジオがPP、1-2獲得(3台体制)
1954 第9戦 スペイン(ペドラルベス市街地コース) ランチア A.アスカリがPP獲得(2台体制)
1962 第1戦 オランダ(ザントフールト) ローラ J.サーティースがPP獲得
1970 第1戦 南アフリカ(キャラミ) マーチ Ja.スチュワートがPP、1-2獲得(5台体制)
1970 第11戦 カナダ(モン・トランブラン) ティレル Ja.スチュワートがPP獲得(1台体制)

…新チームでのPP獲得は、ティレル以来39年ぶり。予選1-2はマーチ以来、同じく39年ぶり。



Race

P SG # Driver Team Laps Time Pts
1 1 22 J.Button Brawn-Mercedes 58 1:34:15.784 10
2 2 23 R.Barrichello Brawn-Mercedes 58 + 0.807 8
3 20 9 J.Trulli Toyota 58 + 1.604 6
4 19 10 T.Glock Toyota 58 + 4.435 5
5 10 7 F.Alonso Renault 58 + 4.879 4
6 5 16 N.Rosberg Williams-Toyota 58 + 5.722 3
7 13 12 S.Buemi STR-Ferrari 58 + 6.004 2
8 17 11 S.Bourdais STR-Ferrari 58 + 6.298 1
9 16 20 A.Sutil Force India-Mercedes 58 + 6.335
10 9 6 N.Heidfeld BMW Sauber 58 + 7.085
11 15 21 G.Fisichella Force India-Mercedes 58 + 7.374
12 8 14 M.Webber RBR-Renault 57 + 1 lap
13 3 15 S.Vettel RBR-Renault 56 + 2 laps DNF
14 4 5 R.Kubica BMW Sauber 55 + 3 laps DNF
15 7 4 K.Raikkonen Ferrari 55 + 3 laps DNF
6 3 F.Massa Ferrari 45 サスペンション R
14 8 N.Piquet Jr. Renault 24 スピン R
11 17 K.Nakajima Williams-Toyota 17 アクシデント R
12 2 H.Kovalainen McLaren-Mercedes 0 アクシデント R
18 1 L.Hamilton McLaren-Mercedes 58 +2.914 DSQ

完走16台、セーフティーカー先導でのフィニッシュ(史上2例目らしい)。
また、最後のイエローフラッグ絡みでトゥルーリとハミルトンが証言。最初はトゥルーリに25秒加算(3位→12位)の裁定が下されるも、その後、ハミルトンが虚偽証言を行ったと判断。トゥルーリの裁定を取り消し、ハミルトンに失格の裁定が下されている。


ちなみに、新規チームの初優勝は過去に4例。うち1-2フィニッシュはX例(赤字)、ポール・トゥ・ウィンはX例(緑字)、予選・決勝ともに1-2となったのはX例(青字)となってます。