Nonfiction Story ~ Working days and yet ... ~

My dogma and bias - 独断と偏見

Non-stop evolution of the Michelin's LM Tyre

ミシュランタイヤの進化は止まらない



今週日曜日にル・マン24時間が終了しましたが、今回は期間中に出てたネタのうち、タイヤに注目したいと思います。
リザルトの掲載はちょっと先になるかも…。(滝汗)


以下、記事です。

Michelin stats (2010/6/13)

Looking after the tyre requirements for Le Mans 24hrs is a massive logistical task ... We spoke to Michelin and they gave us these amazing facts:

 They have brought 6,500 tyres : 4,000 slicks and 2,500 wet tyres (about 40% will be used) to Le Mans
 34 cars: 14 LMP1s, 2 LMP2s, 5 GT1s, 13 GT2. Michelin are looking after more cars than any of the other tyre company
 24 engineers and over 100 people
 Storage room: 2,000 m2
 Workshop: 800 m2
 3 different slick tyres: soft, medium and hard
 3 different wet tyres: intermediate; wet and full wet
 12 consecutive victories
 Goal: to allow the tyres to last for 4 stints in the LMP1 class
 Temperature: 80 to 100 c
 25% less tires used between 2006 and 2009
 35% more km in ten years
 Weight: between 9 and 12 kg
 150 parts in a race tire

日本語訳。
今回もエキサイト翻訳の力を借りました。

ミシュランのデータ

ル・マン24時間レースに必要なタイヤの世話をするということは、壮大な物流に関わる作業です。私たちはミシュランと話したが、彼らはこれらの驚くべき事実を私たちに教えてくれました。

 彼らは、およそ6500本のタイヤをル・マンに輸送する。うち4000本がスリック(溝なしのドライタイヤ)、残り2500本は雨用タイヤである。しかし、使われるのはその内の約40%である。
 今年の参加車のうち、ミシュランを使用するのは34チーム(LMP1:14、LMP2:2、LMGT1:5、LMGT2:13)。つまり、彼らは他のタイヤメーカーに比べ、多くのチームにタイヤを供給している。
 24人のエンジニアを含む100人以上の人たちが、ル・マンに関わる。
 タイヤの収納庫は2000平方メートルもの広さ。(調べてみたところ、テニスコート約4233.6面分)
 作業場は800平方メートルもの広さ。(同じく、テニスコート約1733.5面分)
 スリックタイヤは3種類。ソフト(柔らかい)、ミディアム、ハード(硬い)。
 雨用タイヤも3種類。インターミディエイト(チョイ濡れ)、ウェット、フルウェット(土砂降り)。
 ル・マンでのミシュランユーザーは通算12勝。
 彼らの目標は、LMP1において、タイヤが4スティント(=スタート時のタイヤ+タイヤ交換3回)だけでフィニッシュできるようにすること。
 タイヤの適温は80〜100度(セルシウス)。
 2006年から2009年にかけて、タイヤの使用量は25%減少している。
 10年前に比べ、35%以上の距離を走っている(耐久性がアップしている)。
 タイヤの重さは9〜12kg。(おそらく4本あわせての重量)
 レース用タイヤを作るためには、150もの部品が使われている。

だそうです。
カッコ内は多少の補足・推測を入れてますが、なかなか凄いデータと野望ですね〜♪


しかしLMP1をわずか4スティントでフィニッシュさせるとか、どれくらいの耐久性だろうか。
優勝を大体280周としたら、1周およそ13.5kmの70周で…945km(!)。技術は凄いだろうが、現状では想像できない距離だ。