Nonfiction Story ~ Working days and yet ... ~

My dogma and bias - 独断と偏見

WRC、2012シーズン開幕

D.Savignoni drives F.Delecour’s Car

・2月5日(日)
3時前に就寝、14時半に起床。例のブツ+αを使用。
1日中、自宅の中でポヘーでした。



CS無料日という訳で、22時から2時間、WRC関連の番組を見てた。
そのうち、22時半からの90分は、モンテカルロ(WRC開幕戦)のダイジェストでした。

諸々驚いた点や、今年からのルール変更等。WRC 2012 (Wikipedia EN)を参照。


・マニュファクチャー
以下の7チームが、今年のマニュファクチャー登録らしい。


シトロエン…オジェOUT、ヒルボネンIN。セブとヒルボネンって、個人的には黄金コンビ。楽しみだ。
フォード…ラトバラ、P.ソルベルグ。若いラトバラがエースとなり、ペターが久々のワークス入り。
3rd的扱いなのが、ナッサー・アル・アティヤ(カタール)の1台チーム。このモンテカルロには出場せず。(ダカールラリー2012の怪我の影響)
M-Sport(フォード)…ノビコフ(ロシア)、タナック(エストニア)の東欧人コンビ。今回は3rdとしてフランソワ・デルクールが!!!
ミニ(BMW)…ソルドと誰かで、今回はP.カンパーナ。2ndはF1の下位チームみたいな資金持ち込み制だとか。(汗)
また、アルミンド・アラウージョ、パウロ・ノブレがそれぞれ、ミニ・クーパーの単独(1台)チームで参戦。ノブレって誰?(おぃ)


・プライベーター
シーズンのほとんどを参戦するであろう、参加チーム。


ファン・メルクシュタイン(シトロエン)…P.ファン・メルクシュタインが出場。同名の息子さんが次戦出場するとか?
シトロエン・ジュニア…T.ニュービルというベルギー人。彼のことは知らないですけど、このチームに入ったということは、速い or 将来有望なんだろうね。
ゴーファスト・エナジー(フォード)…M.ウィルソンとH.ソルベルグ。マシューももうベテランの域に入ってるよなぁ…。(しみじみ)
チェコ・フォード…M.プロコップ。チームの通り、彼はチェコ人です。PWRCだったかJWRCだったか、昔、名前を聞いたことがあります。
Emap・ヤッコ(フォード)…ジュリアン・モーランというフランス人が運転。知らないです。
フォルクスワーゲン(シュコダ)…最初びっくりしたんだけど、シュコダってVW系列だったんだ。K.アブリンク(知らない)と、S.オジェ。S2000マシンでのエントリー。


・Super 2000
IRC(インターコンチネンタル・ラリー選手権)の真似をして、FIAが発展的に2010年辺りからやりだしたもの。
ここら辺からはほとんど知らないドライバーですので、知ってる場合に限って色々書くかも?


フォード・フィエスタS2000…クレイグ・ブリーン(アイルランド)
プロトン・サトリアS2000…P-G.アンダーソン(スウェーデン)、ジャンドメニコ・バッソ(イタリア)
アンダーソンは昔スズキSX4を運転してたっけ? と思いきや、JWRC時代にスウィフトを運転してチャンピオンになってた。JWRCを忘れてた。(笑)
で、プロトンは第2戦をアンダーソンとアリスター・マクレーのコンビで行くらしい。懐かしいドライバーを呼んできやがった。
プジョー207・S2000…ブライアン・ブッフィエ(フランス)


・PWRC
プロダクションカー部門です。何年か前まではPCWRCですが、基本的な車種が少ないことと、S2000が出てきたので、衰退気味なのかも?
以下、S2000と同文。


#131 ミシャル・コスチュスコ(ポーランド) 三菱ランエボX
#132 ニコラス・フシュ(ペルー) 三菱ランエボX
#134 ロレンツォ・ベルテッリ(イタリア) 三菱ランエボX
#136 ルイス・クック(英国) フォード・フィエスタST


モンテカルロには4台出場。三菱とスバルと、たまに別のマシン的なシーズンしか知らないので、このエントリーはちょっと意外でした。(苦笑)



・ラリーシステム
スーパーラリーという敗者復活戦的なルールが、「ラリー2」に名称変更。そして、各ラリーの主催者が、このルールの採用可否を決定します。
記憶が正しければ、これは元々、台数の少ないAPRC(アジア太平洋ラリー選手権)で採用されてたルールで、それがWRCに来たんですよね…。(汗)
また、SS初日のスタート順がシェイクダウン(試走)のタイムで決定されるとのこと。実質的な予選です。グラベルでは、走行順がタイムに響きますからね〜。ってことで、グラベルラリーのみ適応かな?
そして2日目以降は、前日終了時での総合順位から走る。うち、上位15台(?)がリバース(逆順位)。こちらは昨年までと同じ。

以下、ラリー・モンテカルロ本編。

2008年以来のWRC開催(2009〜11はIRC)。今回、「ラリー2」システムは採用せず。
日程は5日間。1/18(SS1〜4)、1/19(SS5〜10)、1/20(SS11〜13)、1/21(SS14〜17)、1/22(SS18=PS)。
ターマックラリーで、一部スノー。場所によっては凍結している部分とかある。サービスパーク(整備所)は3日目の朝までヴァランス(フランス)で、3日目の昼からモンテカルロ。


F1の様にタイヤの使用本数が決まってて、ノーマルが3本(ハード/ソフト/スーパーソフト)、スタッドレス、スパイクタイヤの5種類。
1度に持ち込めるのが4本(車に履かせる分)+2本(マシンに積んでおく予備)。序盤はノーマル+スノー系のチョイスで各チーム、結果が分かれた様でした。


・Day 1
SS1/3(36.87km=最長SS)、SS2/4(30.48km)。午前・午後、それぞれ2本ずつ。
SS1…S.ロウブ(24:04.0)、D.ソルド(+1s)、M.ヒルボネン(+14.9s)のトップ3。
SS2…J-M.ラトバラ(21:28.2)、P.ソルベルグ(+28.6s)、S.オジェ(+31.3s)。総合首位はJ-M.ラトバラ、2位S.ロウブ(+30.5s)。タイヤチョイスが運命を分けた。
SS3…S.ロウブ(23:47.0)、J-M.ラトバラ(+0.4s)、P.ソルベルグ(+1.1s)。総合上位は変わらず(2人の差は30.1s)。
SS4…S.ロウブ(20:18.2)、F.デルクール(+35.4s)、D.ソルド(+42.3s)。首位だったラトバラがリタイア。

1 S.ロウブ シトロエン 1:30:30.1  
2 D.ソルド ミニ 1:31:34.3 +1:04.2
3 P.ソルベルグ フォード 1:31:35.3 +1:05.2
4 S.オジェ シュコダ 1:32:51.2 +2:21.1
5 E.ノビコフ フォード 1:32:56.6 +2:26.5
6 M.ヒルボネン シトロエン 1:33:00.1 +2:30.0
7 F.デルクール フォード 1:33:20.0 +2:49.9
8 P.カンパーナ ミニ 1:34:39.8 +4:09.7
9 O.タナック フォード 1:34:44.1 +4:14.0
10 P-G.アンダーソン プロトン 1:35:03.9 +4:33.8

エントリーは82台だったが、この時点で完走67台(81.7%)。


・Day 2
SS5/8(19.00km)、SS6/9(25.22km)、SS7/10(21.66km)。午前・午後、それぞれ3本ずつ。
SS5…S.ロウブ(11:22.5)、P.ソルベルグ(+2.9s)、D.ソルド(+5.8s)。ソルベルグが総合2位に上がる(+1:08.1)。3位ソルドとは1.9秒差。
SS6…S.ロウブ(12:37.7)、M.ヒルボネン(+8.6s)、D.ソルド(+9.6s)。再びソルドが総合2位に(+1:19.6)。3位ソルベルグとは僅かに0.3秒差。
SS7…S.ロウブ(13:41.8)、P.ソルベルグ(+3.3s)、D.ソルド(+7.3s)。ソルベルグが総合2位(+1:23.2)。3位ソルドとは3.7秒差。
SS8…D.ソルドがトップタイム(11:14.9)。S.ロウブ(+0.2s)、P.ソルベルグ(+2.2s)。総合2位はソルベルグで変わらず(+1:25.2)、ソルドが1.5秒後方。
SS9…S.ロウブ(12:29.6)、P.ソルベルグ(+3.6s)、D.ソルド(+4.5s)。総合2位はソルベルグ(+1:28.8)がソルドとの差を広げる(+2.4s)。
SS10…S.ロウブ(14:00.1)、D.ソルド(+6.0s)、P.ソルベルグ(+12.1s)。

1 S.ロウブ シトロエン 2:45:56.9  
2 D.ソルド ミニ 2:47:34.1 +1:37.2
3 P.ソルベルグ フォード 2:47:37.8 +1:40.9
4 M.ヒルボネン シトロエン 2:49:37.3 +3:40.4
5 E.ノビコフ フォード 2:49:48.4 +3:51.5
6 F.デルクール フォード 2:51:16.8 +5:19.9
7 P.カンパーナ ミニ 2:52:46.5 +6:49.6
8 O.タナック フォード 2:52:57.5 +7:00.6
9 P-G.アンダーソン プロトン 2:56:05.8 +10:08.9
10 K.アブリンク シュコダ 2:56:28.3 +10:31.4

エントリーは82台だったが、この時点で完走59台(72.0%)。2位、4位、7位、9位争いが接戦です。


・Day 3
モナコに向けて南下する。午前はSS11(23.28km)、SS12(24.13km)、午後からSS13(29.89km)。
SS11…P.ソルベルグがトップタイム(12:08.6)。F.デルクール(+3.3s)、E.ノビコフ(+8.5s)。ソルベルグが再び総合2位に(+1:24.2)、ソルドは9.5秒後方。ヒルボネンとノビコフが順位入替え。
SS12…M.ヒルボネンがトップタイム(15:47.7)。S.ロウブ(+3.7s)、P.カンパーナ(+17.4s)。ソルド総合2位(+2:09.0)、ソルベルグ(ソルド+57.6s)、ヒルボネン(ソルベルグ+39.3s)、ノビコフ(ヒルボネン+39.8s)。
SS13…M.ヒルボネン(17:08.7)、S.ロウブ(+2.8s)、E.ノビコフ(+5.3s)。総合2位以下は変わらず。

1 S.ロウブ シトロエン 3:31:25.2  
2 D.ソルド ミニ 3:33:37.6 +2:12.4
3 P.ソルベルグ フォード 3:34:44.4 +3:19.2
4 M.ヒルボネン シトロエン 3:35:08.2 +3:43.0
5 E.ノビコフ フォード 3:35:53.4 +4:28.2
6 F.デルクール フォード 3:38:04.3 +6:39.1
7 P.カンパーナ ミニ 3:39:10.3 +7:45.1
8 O.タナック フォード 3:40:10.0 +8:44.8
9 P-G.アンダーソン プロトン 3:44:46.0 +13:20.8
10 A.アラウージョ ミニ 3:46:05.9 +14:40.7

エントリーは82台だったが、この時点で完走59台(72.0%)。リタイアなし。3位争いが接戦です。


・Day 4
SS14/16(23.41km)、SS15/17(18.81km)。午後と夜に2本ずつ走行。
SS14/16はおなじみのチュリニ峠が入っている。番組に出てた元ラリー関係者曰く、「イタリア人とフランス人の観客が酒を飲んでハイテンションになり、雪合戦をして盛り上がる」とか?
それにはさらに続きがあって、「たまに雪玉に石を仕込む時もある」と。これじゃ、カオスじゃないか…。(苦笑)
SS14…チュリニ峠1回目。M.ヒルボネン(15:38.4)、P.ソルベルグ(+1.7s)、S.ロウブ(+1.9s)。総合2位はD.ソルド(+2:26.6)。
SS15…別の峠を下る。P.ソルベルグ(12:57.0)、S.ロウブとM.ヒルボネンが同タイム(+8.4s)。総合2位はD.ソルド(+2:30.7)。
SS16…夜のチュリニ峠。観客は花火で盛り上がっていた。入賞圏内に入っていたP-G.アンダーソンがリタイア。
トップタイムはP.ソルベルグ(15:45.5)。S.ロウブ(+2.2s)、F.デルクール(+6.7s)と続く。総合2位はソルドが守る(+2:37.6)。
SS17…P.ソルベルグ(13:05.8)、S.ロウブ(+7.7s)、F.デルクール(+9.6s)。

1 S.ロウブ シトロエン 4:29:12.1  
2 D.ソルド ミニ 4:31:53.7 +2:41.6
3 P.ソルベルグ フォード 4:32:12.8 +3:00.7
4 M.ヒルボネン シトロエン 4:33:17.7 +4:05.6
5 E.ノビコフ フォード 4:35:12.9 +6:00.8
6 F.デルクール フォード 4:36:07.8 +6:55.7
7 P.カンパーナ ミニ 4:37:33.4 +8:21.3
8 O.タナック フォード 4:39:39.3 +10:27.2
9 M.プロコップ フォード 4:45:18.4 +16:06.3
10 A.アラウージョ ミニ 4:45:21.3 +16:09.2

エントリーは82台だったが、この時点で完走54台(65.9%)。2位、10位争いが僅差です。


・Day 5
最終日は、パワーステージのSS18(5.16km)のみ。このステージのトップ3には、ボーナスポイントが与えられます。
S.ロウブがトップタイム(3:27.8)で3ポイント追加。M.ヒルボネンが2ポイント(+1.2s)、E.ノビコフが1ポイント(+2.6s)、それぞれランキングに追加されます。
また、F.デルクールはドミニク・サビニョーニ(彼のコ・ドライバー)がこのラリーで引退するので、SS18は彼にハンドルを握らせたそうです。トップから52.2秒遅れ(ステージ42位)。
ステージ終了後、「彼(サビョーニ)のドライビングは素晴らしかった。私は集中したけれど、ペースノートを読むのは本当に難しかった」とインタビューに答えてました。

1 S.ロウブ シトロエン 4:32:39.9  
2 D.ソルド ミニ 4:35:25.4 +2:45.5
3 P.ソルベルグ フォード 4:35:54.1 +3:14.1
4 M.ヒルボネン シトロエン 4:36:46.7 +4:06.8
5 E.ノビコフ フォード 4:38:43.3 +6:03.4
6 F.デルクール フォード 4:40:27.8 +7:47.9
7 P.カンパーナ ミニ 4:41:11.3 +8:31.4
8 O.タナック フォード 4:43:14.5 +10:34.6
9 M.プロコップ フォード 4:48:50.6 +16:10.7
10 A.アラウージョ ミニ 4:48:56.5 +16:16.6
  SWRC (Super 2000)    
14 (1) C.ブリーン フォード 4:57:06.2 +24:26.3
  PWRC      
30 (1) M.コスチュスコ 三菱 5:35:14.8 +1:02:34.9
54 (2) L.クック フォード 7:02:39.6 +2:29:59.7

エントリーは82台、完走は54台(65.9%)でした。

次戦はスウェーデンです。今週末ですが、たぶん見ない…。



・2月6日(月)
4時前に就寝、15時半近くに起床。例のブツ+αを使用。


夕方、自宅近くのスーパーとファミマ(赤牛)でお買い物。燃料が厳しかったので、ついでにガソリンスタンドへ。
雨が降ったお陰で、雪が少し融けました。