Nonfiction Story ~ Working days and yet ... ~

My dogma and bias - 独断と偏見

マリア・デ・ビロタさん、死去

昨年7月。彼女はマルシアでの直線テスト中に、事故で片眼を失明。
しかし、時には元気そうな姿を見せていた。


…そして、日本GPを迎えていた鈴鹿に突然の訃報が舞い込んだ。



formula1.comで掲載されてる記事の翻訳ものです。

マリア・デ・ビロタさん

(記事URL)

 元マルシアのテストドライバーである、マリア・デ・ビロタさんが33歳で亡くなった。


 スペイン人である彼女は、元F1ドライバーで英国F3王者経験者でもあるエミリオ・デ・ビロタ氏の娘で、スペインF3やスポーツカー等の色々なカテゴリーで経験を積み、2012年3月、マルシアのテストドライバーとなった。

 昨年7月、英国のダックスフォード空港で行われた直線テスト中のアクシデントにより、マルシアのマシンに搭乗していた彼女の脳はダメージを負い、右眼が失明。その後、1ヶ月も病院での療養を余儀なくされたが、驚異の回復力で退院を果たした。

 彼女は退院後も、モータースポーツで精力的に活動した。ある時はFIAの女性のモータースポーツ活動に関するアンバサダーとして、またある時はFIAのドライバー評議会や、交通安全運動にも参加した。


 彼女のFacebookページには、彼女の家族の名前でこう書かれている。
「親愛なる友人たちへ。 マリアは私たちの手から離れましたが、彼女は天使のように天国へと旅立ったのでしょう。彼女と一緒に過ごせた日々を神様に感謝したいと思います」

 マルシアチームからの公式コメント。
「ほんの少し前にマリア・デ・ビロタさんが天国へ旅立たれた事を知り、チームは大きな悲しみに包まれています。難しい時間を過ごす彼女の親類・友人に思いを寄せ、祈りたいと思います」


 デ・ビロタさん死去のニュースは鈴鹿の週末、またたく間に広まり、多くのチーム・ドライバー達が彼女に思いを寄せ、冥福を祈っていた。

 FIAの女性のモータースポーツ活動で一緒に活動していた事もある、ザウバーチームのCEO、モニシャ・カルテンボーン氏はこう語った。
「私たちは彼女の訃報を聞き、大変な悲しみに包まれています。彼女が安らかに眠る事を祈りつつ、親類・友人たちの大きな悲しみに共感し、分かち合いたいと思います。
 彼女以上に強くて楽観的な人はいませんでした。彼女を失う事は、モータースポーツの世界においても大きな損失であり、彼女のアンバサダーとしての発言は、モータースポーツに関心を持つ若者や女性に向けての大きな存在であったからです。彼女はいつも真摯に仕事に向かい、決して諦めることも無かった。いつも素敵だった彼女のあの笑顔が見れなくなるというのは、とても寂しくて、辛いです」

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ほとんど意訳なので、間違ってる部分もありますが、ご勘弁を。

セビリアで死亡しているのが見つかったという、詳しい情報がない中…私も最初は色々と考えてましたが、自然死だったらしい。
自殺じゃなくてよかった。


後の情報により、直接の死因は心臓発作というお話だそうだ。
しかし、遠因に当たるのがこの失明の事故で、神経損傷があったのではないか、といわれています。